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投稿日:2026年4月28日

再生砕石ができるまで|伊万里市のリサイクルセンター処理工程を公開

解体工事で生じたコンクリートがらや廃アルミ、アスファルトがらなどは、適正な中間処理を経ることで再び社会で活用できる資源へと生まれ変わります。有限会社前田運送は、佐賀県伊万里市のリサイクルクリーンセンターにおいて、解体工事から廃棄物処理・製品化までを一貫して手がけています。本記事では、廃棄物が再生砕石(RC-40)になるまでの全工程を、現場写真とともに詳しくご紹介します。

執筆者プロフィール

有限会社前田運送

佐賀県伊万里市に事務所とリサイクルクリーンセンターを構え、昭和57年10月の創業以来約40年にわたり解体工事・産業廃棄物収集運搬・リサイクルセンター運営を手がける。ISO14001(環境マネジメントシステム)およびISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム)を取得。佐賀県解体工事業登録、産業廃棄物収集運搬業許可、産業廃棄物中間処理業許可を保有し、伊万里市・唐津市・武雄市を中心に佐賀県内で実績を積み重ねています。

リサイクルクリーンセンターの概要と許可取得状況

有限会社前田運送のリサイクルクリーンセンターは、佐賀県伊万里市に位置する産業廃棄物の中間処理施設です。施設入口に掲示された許可証には、産業廃棄物収集運搬業(許可番号:4200023504・長崎、4106023504)および産業廃棄物中間処理場(許可番号:04126023504)の各許可が明示されており、法令に基づいた適正処理を行っていることが確認できます。取り扱い廃棄物の種類は、廃プラスチック類・紙くず・木くず・繊維くず・ゴムくず・金属くず・ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず・がれき類など多岐にわたります。

有限会社前田運送入口に掲示された産業廃棄物収集運搬業・中間処理場の許可証看板

有限会社前田運送入口に掲示された産業廃棄物収集運搬業・中間処理場の許可証看板

廃棄物の受入と分別置場の整備

センターに搬入された廃棄物は、種類ごとに定められた置場へ分別されます。コンクリートがらや瓦くずなどの破砕後製品を保管する「C1品置場」、舗装工事などで発生したアスファルトがらを集積する「アスファルト置場」、廃アルミやステンレスなどの金属類を収納する「廃アルミ置場・ステンレス置場」が施設内に明確に区画されています。廃棄物の種類ごとに保管場所を明確化することで、その後の破砕・選別工程の効率を高め、最終製品の品質安定にもつながっています。

破砕後のがれき類が積み上げられたヤード全景

破砕後のがれき類が積み上げられたヤード全景

C1品置場の正面。破砕・選別された砕石類が大量に堆積している様子

C1品置場の正面。破砕・選別された砕石類が大量に堆積している様子

アスファルト置場の看板と解体・舗装工事から発生したアスファルトがらの集積状況

アスファルト置場の看板と解体工事から発生したアスファルトがらの集積状況

廃アルミ置場・ステンレス置場の看板と廃金属類が収納されたコンテナ

廃アルミ置場・ステンレス置場の看板と廃金属類が収納されたコンテナ

重機による廃材の集積と搬送作業

分別置場に集積された廃棄物は、油圧ショベルを使って破砕機の投入口まで搬送します。前田運送のセンターではCAT 320Eが稼働しており、コンクリートがらや瓦くずなどの廃材をバケットですくい上げ、ホッパへの連続投入を担います。広大なヤードの中で重機が効率よく動くことで、受入から破砕処理までの滞留時間を最小限に抑えることができます。また、廃材の山を適切に管理することで、飛散や流出を防ぎ、周辺環境への影響を低減しています。

CAT 320E油圧ショベルがコンクリートがら・瓦くず等の廃材山で集積・整備作業を行っている様子

CAT 320E油圧ショベルがコンクリートがら等の廃材山で集積・整備作業を行っている様子

CAT 320E油圧ショベルがリサイクルクリーンセンターのヤードで廃材の集積・搬送作業を行っている全景

CAT 320E油圧ショベルがリサイクルセンターヤードで廃材の搬送作業を行っている全景

破砕工程①|原料ホッパへの廃材投入

重機で搬送されたコンクリートがらや瓦くずなどは、破砕機の原料ホッパに投入されます。ホッパはチェーンカーテンを備えた大型の受入口で構成されており、廃材を破砕機内部へ均一に送り込む役割を担っています。チェーンは大きな塊が一気に落下するのを防ぎ、破砕機への過負荷を防ぐ安全機構として機能しています。ホッパ内部の歯状プレートと破砕ローターが廃材を細かく砕き、所定のサイズに揃えるための第一段階となります。

チェーンカーテン付き原料ホッパの全景。廃材を破砕機内部へ均一に送り込む受入口

チェーンカーテン付き原料ホッパの全景。廃材を破砕機内部へ均一に送り込む受入口

ホッパ・破砕機内部のクローズアップ。歯状プレートと破砕部の構造が確認できる

ホッパ・破砕機内部のクローズアップ。歯状プレートと破砕部の構造が確認できる

破砕工程②|搬送ラインと破砕機の仕組み

ホッパを通過した廃材は、複数のベルトコンベアで構成された搬送ラインを経由しながら段階的に破砕・分級されます。搬送ラインは棟内に多段で設置されており、廃材は上部から下部へと流れながら振動スクリーンによって粒度ごとに選別されます。規定サイズ内に収まった破砕物は次工程へ、大きすぎる塊は再び破砕機へ戻される循環処理によって、均一な粒度が確保されます。現場では作業員がラインの状態を常時確認し、詰まりや異常がないかをチェックしながら稼働を管理しています。

破砕機棟内部の搬送ライン俯瞰。多段のベルトコンベアで廃材が段階的に搬送・分級される

破砕機棟内部の搬送ライン俯瞰。多段のベルトコンベアで廃材が段階的に搬送・分級される

破砕機棟内部のベルトコンベアと搬送設備。廃材の粒度を均一に揃えるための処理ラインの様子

破砕機棟内部のベルトコンベアと搬送設備の様子

リサイクルクリーンセンターの破砕ライン全景。作業員がベルトコンベア上で搬送状況を確認している様子

リサイクルクリーンセンターの破砕ライン全景。作業員がコンベア上で搬送状況を確認している様子

再生砕石(RC-40)の生産と保管

搬送ラインの最終段階では、規定粒度に破砕・選別された再生砕石がベルトコンベアから整理棟へと落下・堆積していきます。前田運送のリサイクルクリーンセンターではコンクリートがらを破砕して製造した再生砕石(RC-40)を販売しており、道路工事の路盤材や盛土材などとして再利用されます。整理棟内で品質を確認しながら在庫として管理されたRC-40は、施主や工事業者の要望に応じてトラックで出荷されます。解体工事で発生した廃棄物が、新たな建設現場で活躍する資材として循環していく仕組みです。

整理棟内部でベルトコンベアから再生砕石(RC-40)が落下・堆積している様子。製品として出荷前の保管状態

整理棟内部でベルトコンベアから再生砕石(RC-40)が落下・堆積している様子

まとめ|伊万里市の廃棄物を資源に変えるリサイクルセンター

有限会社前田運送のリサイクルクリーンセンターでは、廃棄物の受入・分別から重機による搬送、ホッパへの投入、破砕・搬送ライン、再生砕石(RC-40)の製造・保管・販売まで、一連の工程を自社施設内で完結しています。ISO14001・ISO45001の取得のもと環境・安全の両面で厳格な管理体制を維持しながら、解体工事で発生した廃棄物を地域の建設現場で活用できる資源として循環させることが、弊社の使命です。伊万里市・唐津市・武雄市など佐賀県内での廃棄物処理・再生砕石の調達についてのご相談は、前田運送の施工実績もあわせてご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。

解体工事なら佐賀県伊万里市の有限会社前田運送にお任せください
有限会社前田運送
〒848-0022 佐賀県伊万里市大坪町乙5022-3
TEL:0955-23-1683 FAX:0955-22-3630
※営業・セールス目的の問い合わせはご遠慮願います。

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